インプラントについて

インプラントとは?
インプラント治療は、歯がなくなった顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を着けることで歯の機能を回復させる治療法です。人工歯根が骨としっかり結合するため、自分の歯のように噛めるようになり、天然歯と同程度の咬合機能がよみがえります。また、ブリッジや部分入れ歯のように周囲の歯にダメージを与える恐れもありません。自然な歯並びで口元も美しくなります。
インプラントの種類は?
現在、世界には200以上のインプラントの種類があり、そのうち、日本国内で厚生労働省の認可を受けたものだけで約30種類あります。材質や形状、また表面処理の方法などによりタイプは様々で、また手術回数も1回法、2回法とで分けられます。その中で、当院で使用しているインプラントは世界最多の臨床実績、汎用性を持つブローネマルクシステム®をはじめとして、様々な種類のインプラント製品を提供しているインプラントプロダクトのリーディングカンパニーであるノーベルバイオケア社の製品のみを使用しています。日本オーラルクリニック使用のノーベルバイオケア社製のインプラント(詳しい説明はQ:インプラントでオッセオインテグレーションとはどんな意味?をご参照ください。)の表面性状はTiUnite®(タイユナイト®)と呼ばれ、ノーベルバイオケア社だけが提供するインプラントの独特な表面性状です。タイユナイト®の主な特徴は
  • ・ オッセオインテグレーションの促進(インプラントの即時負荷をより安全に可能とする重要な要素)
  • ・ 高い予知性
  • ・ 治癒期間を短縮
  • ・ 68以上の文献に基づくエビデンス
  • ・ ソフトティッシュ・インテグレーションによる結合/上皮組織と歯肉の保持
などの優れた特徴を有したインプラントです。
1回法と2回法の違いは?
簡単に言えば手術の回数の違いです。1回法は歯肉からインプラント頭部が露出した状態で骨との結合を待ちます。2回法はインプラント上に歯肉を被せ隠した状態で縫合、結合後もう一度切開してアバットメントというパーツを取り付ける2次手術を行うため、2回法と呼ばれます。ここで歯冠の装着準備が整います。当院で使用しているノーベルバイオケア社のインプラントであれば、ケースによりますが手術は1回法も可能で、患者様の負担を最小限に抑えます。

2回法の特徴

○歯肉の切開を2度行う必要があるため、1回法より患者様への負担が大きい。

○あごの骨の状態に関わらず、ほとんどすべてのケースで適用できる。

○歯肉を閉じてしっかりと治癒期間を待つため、細菌感染の可能性が低い。

○近代インプラントの祖ブローネマルク教授の初期のプロトコールに従ったスタンダード法

1回法の特徴

○歯肉の切開は1度だけなので、患者様への負担が軽い。

○手術時間を短縮することが可能。

○インプラントを埋め込むあごの骨がしっかりとある必要がある。

○大規模な骨移植や骨再生を併用する場合は、細菌感染リスクが高く2回法が適用となる。

1ピースと2ピース、どちらがいい?
顎の骨や歯肉の状態を含めて個人の口腔状態、審美性などを考慮しながら総合的に診断して部位に合わせた方法をとります。より審美的な仕上がりを求める部位でも1ピースでよいという医院もありますが、2ピースは大きな力が架かった時に人工歯根本体を守ります。その分長持ちしますし、1ピースと比較して十分な審美的な回復が得られるケースも多いようです。ご自身の場合はどうか、担当医にご希望も併せてお話してください。 1ピースと2ピースの違い
口の中にインプラントを埋入しても問題ないですか?
現在、多くのインプラント体の原材料となっているチタンは、金属の中でも人間の体と相性がいい素材として、広く使用されているほか、人工関節や人工骨といった整形外科分野でも利用されていますので大丈夫です。当院のノーベルバイオケア社製インプラントは、精度の高い純チタンの表面にタイユナイト加工が施してあるので表面積が大きくなり、短期間にオッセオインテグレーション(詳しい説明はQ:ノーベルバイオケア社製のインプラントとは、どんなインプラント?をご参照ください。)が得られる特性があります。
インプラント治療についてどんなものか教えて下さい。
歯を失った部分(欠損部)の顎の骨に純チタン製の人工歯根を埋入し、その歯根を支えとして新たな補綴物を作る方法で、失った歯の本数に関わらず治療可能です。
インプラントでオッセオインテグレーションとはどんな意味?
インプラントが骨と結合したことを意味し、オッセオインテグレーションが得られれば治療の第一段階が成功したことになります。
通常上皮を貫通して体内に入った異物は、上皮が異物の表面に沿って移動し、上皮が異物を包み込んで(医学的には被包と呼ばれています)体内と遮断されます。従来のインプラントではこのような機転で異物として体外へ押し出そうとする作用により、炎症を起こして動揺したり脱落したりしていました。オッセオインテグレーションとは軟組織と骨との臨界面で骨とインプラントの間に軟組織の侵入が止まりその状態が長期に持続する一種の創傷治癒と考えられます。オッセオインテグレーションはブロウーマルクのインプラントシステムによって最初に達成されました。
ノーベルバイオケア社製のインプラントとは、どんなインプラント?
ノーベルバイオケア社製のインプラントとは、インプラントを入れてから40年間口腔内で機能した実績を有する世界で唯一のインプラントです。これは、それまでと同様に食物を食べ、硬いものをかみ砕いて健康な歯による食生活と同様の食生活が続けられるということです。ただ40年しか、維持されないということではありません。日本オーラルクリニック採用のノーベルバイオケア社製インプラントは、患者様の体も口腔内も健康であれば、その性質上、40年以上でも保つことができる特性を持っています。ですから、きちんとメンテナンスに通い、体も健康でいられるよう、日ごろのケアを十分に行っていただくよう、患者さんにもお願いしています。 実際、日本オーラルクリニックの患者さんで、長期にわたり快適にインプラントを使っている患者さんは数多くいらっしゃいます。
インプラントはMRIや精密検査を受ける際に問題を生じませんか?
そのような心配はありません。体内に埋め込んだ人工関節や骨の固定具と同様で、透過像が白く見えるだけですので診断には支障がありません。
インプラントに短所は?
医学的な問題はありませんが、しいて言えば短所は3つあります。
  • 1. 手術が必要。
    手術が必ず必要です。ただし、手術中の痛みを軽減させる方法はありますし、例えば静脈内鎮静下で行うことも可能です。手術の負担はインプラント1本につき、歯を1本抜くくらいの負担になります。
  • 2. 費用がかかる。
    インプラントは高度医療のため、普通の歯科治療よりどうしても費用がかかります。ただ、インプラントの有用性、健康への寄与度などを考えると決して高い費用とは言えません。当院の費用は手術法、被せ物に応じて設定されております。
  • 3. 期間がかかる。
    通常のケースでは3ヶ月。骨を移植した場合、細胞遮断膜を使った骨増大法(GBR法)や上顎洞挙上術を行なった場合4~6ヶ月必要です。
     ただ、即時埋入即時負荷が可能な症例では、当日仮歯が入り、約1ヶ月で最終の被せ物が入ります。

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