当院での症例写真
- ブロックの骨を歯槽骨の上に置き、チタン製のネジでしっかり止めます。
- 半年後の口腔内写真です。移植した骨が母骨と一体化しています。
- 骨幅も骨高も十分に造成され、インプラントが良好に埋入されました。
- 最終補綴物が入った口腔内写真です。インプラントと他の歯が自然な感じで馴染んでいます。
自家ブロック骨移植(オンレーグラフト)のメリットとリスク
メリット
- 口腔内アプローチなので顔に傷ができない
- 自家骨は、移植材のゴールドスタンダートである
- 骨量を増やすことによって、治療が可能になる
- 安全性や審美性の向上につながる
- 歯茎のバランスを整えることが可能になる
リスク
- 骨増生分の費用が発生する
- 通院回数が増えたり、治療期間が長くなったりする場合がある
- 骨増生よって粘膜の移植が必要となり、手術回数が増える場合がある
- 通常のインプラント治療よりも、痛みや腫れが生じやすくなる
- 移植骨の採取には血管や神経の損傷リスクがあり、術者は口腔外科に精通する必要がある
- 通常のインプラント治療よりも、感染のリスクが高まる場合がある