- インプラント治療をすれば何でも噛めるようになりますか?
- 勿論です。天然歯と同様にお考えください。オッセオインテグレーションが獲得されていれば、噛めるものと噛めないものと、お料理や食材を選り分ける必要はありません。美味しく召し上がって、存分にご満足していただけるはずです。
- 患者さんによって向き不向きはありますか。
- 若い人で顎の骨が成長している間は禁忌ですが、成人なら高齢の方も大丈夫です。当院では80代はもちろん、90歳代の方も手術を受けてみえますので安心です。豊かな人生を送るためには何でもしっかり噛めて味わい、バランスの取れた食事が基本です。入れ歯の違和感が強い方やうまく噛めない方、旅先で入れ歯を外すところを他の人にみられたくない方や中間部分の歯が無くなり健全な歯を削ってブリッジにしなくてはならない場合などインプラントが適していると考えられます。
また、糖尿病や喫煙等はインプラント治療の成功率を下げる原因と言われていますが、血糖のコントロールや禁煙で対処可能です。しかし、口腔清掃状態の悪い人は、十分なプラークコントロールができるまで、治療にかからない方が賢明です。歯周病と同じようにインプラント周囲炎となり脱落したり、手術で取り除かなければならなくなる場合が知られています。また、十分な顎の骨がない場合は移植など骨の増生が必要となる場合があります。
ただ、チタンアレルギーの方、顎の骨に悪性腫瘍の放射線治療をしたことのある方、服用している薬やかかった病気などにより、受けられない場合がありますので、ご不明な点や不安がございましたら、いつでも遠慮なく医師にお尋ねください。
- 他院で十分な顎の骨が無いので、
インプラント治療は出来ないと言われましたが? - 日本オーラルクリニックでは、その様な患者さんが多くみえます。骨移植や上顎洞挙上術などの骨造成術を行うことでインプラントの埋入が可能になりますので、医師に十分ご相談ください。日本オーラルクリニックでは、CT撮影による3次元データを基に診断いたしますので、より正確な診断が可能で、患者さんのご希望に添えるものと考えます。ご希望を十分に伺ったうえで治療方針の提案とお見積りを致しますので、ゆっくりとご検討ください。
- 歯が1本もなくてもインプラント治療は可能ですか?
- インプラントは、歯が全くない人でも治療が可能です。ただし、あごの骨が吸収してインプラントを埋め込む骨の量が確保できない場合は、骨の造成治療を併用してインプラント治療をすることになります。詳しくは、医師におたずねください。
- より少ない埋入本数でインプラント治療が可能ですか?
- 欠損歯の数とインプラントの埋入本数は同数が基本です。永く快適にご使用いただくための要素ではありますが、カウンセリングの際にご予算やご希望をお聞かせください。口腔内の状態によって、どのような治療が有効かご一緒に検討させていただきます。
- インプラントはどのくらい持ちますか?
- ブローネマルク教授が初めて臨床応用して約40年間口腔内で機能している症例がありますので『第二の永久歯』と呼ばれています。しかし、お口の衛生状態が良く保たれていなければ長もちしません。従って、天然歯同様プラークコントロールや定期的なメンテナンスは欠かせません。また、天然歯でも一生もつという保証はないわけですからインプラントでも同じことが言えます。
- 一度埋め込んでしまったインプラントは取り出せませんか?
- そのような事はありません。まれに歯磨きやメンテナンスが不十分であったり、他の要因でインプラントの周囲に骨吸収ができてしまった場合には、インプラントを取り出して処置した後に、新たなインプラントを入れ直すこともあります。日本オーラルクリニックでは、除去が困難なインプラントを除去して新しいインプラント治療を受けられる患者さんが大勢みえます。しかし、より長くインプラントをお口の中で機能させるためには、治療後のメンテナンスが大切です。残存歯を含め、口腔内の健康管理を十分になさってください。
- 被せ物が、傷んだ場合に再手術が必要ですか?
- 手術の必要はありません。被せ物だけ外し、つくりかえて取付けることができますので、ご安心ください。
- インプラント治療期間は?治療中は歯がない状態ですか?
- インプラントの本数や骨の状態、骨造成の有無などにより異なりますが、通常、3ヵ月~6ヵ月程度が一般的です。日本オーラルクリニックの場合、インプラントを埋入して即日仮歯を入れる治療法も行なっています。この治療法では、当日仮歯が入るので、食事や会話など、生活や見た目に支障はありません。また、お仕事の都合など、通院が負担になる要因がありましたらお伝えください。なるべく患者様の希望に沿えるように治療方法やスケジュールを調整致します。
しかし、手術後、即日に仮歯を装着する方法は、症例により出来ない場合があります。また、見えやすい部位の施術、術後そのままお仕事をされるなど、ご希望があれば手術後すぐに仮歯をお入れします。仮歯を入れずにそのままにしておかれる方が傷口の回復には良いので、もし見えない部位であればご検討ください。
- 交通事故で歯を失った場合もインプラント治療が出来ますか?
- もちろんできます。交通事故で歯を失った場合は、歯周病等で歯を失った場合と違い、骨がたくさん残っていることが多いため、インプラントの手術はむしろやりやすい場合が多いです。しかし、中には歯も骨も歯肉も失っているケースもあります。日本オーラルクリニックなら、交通事故外傷の治療経験も豊富ですのでご安心ください。
- 金属アレルギーは大丈夫ですか?
- インプラントは金属ですが、純チタンのため、金属アレルギーの心配はまずありません。また、チタン表面は、酸化膜でおおわれ、不動態といって、金属がもつ化学反応性を失った状態になります。当然、チタンアレルギーのある方は治療を受けることはできませんが、チタンアレルギーの方は極めて少ないので一般的には大丈夫と言っていいでしょう。日本オーラルクリニックでは1例も経験しておりません。チタンアレルギーが疑われる場合は、皮膚科によるパッチテストやリンパ球幼弱化試験等で調べる必要があります。