- 安全性は?
- インプラント手術は外科的処置であるため、十分にトレーニングされた医師が、外科の原則を守って行えば、きわめて安全性の高い手術と言えます。逆に外科手術に十分精通してない術者の場合は大変危険です。従って、医師の経歴、病院の設備やシステムなどをしっかり調べることが大切でしょう。
- 手術の痛みはどうですか?
- 適切な麻酔で手術は痛くなくできます。手術が終わって麻酔が切れた後もほとんどの方が鎮痛剤を飲まなくても済んでいるようです。
- 初めて来院してすぐに手術が受けられますか?
- CTを撮って診断を行い、ご希望を十分に伺った上で治療計画を提案させていただきます。初めてご来院いただいて、そのまま手術とはいかないことをご了承ください。診断結果により、患者さんと信頼関係を築きながら治療を進めてまいりたいと考えています。術前に必要な全身状態の把握や治療計画を十分ご理解いただいてから治療に入りますので、ご不明な点は遠慮なくお尋ねください。そのうえで手術日の予約をとっていただきます。
- 手術は入院しなくても出来ますか?また、手術時間は?
- 入院は、必要ありません。手術は日帰りでできます。インプラントを埋め込む本数や骨造成手術の有無などによりますが、一般的に手術時間は30分~2時間、休む時間を入れても3~4時間ほどで帰宅できます。
- 手術後仕事に行けますか?
- 手術直後は傷口から若干出血がありますので、時間的に余裕がある方が望ましいです。手術内容や本数にもよりますが、術後の負担を軽減するためにも、翌日も半休や早退ができる日をお選びいただく方がご安心かと思います。
また、骨移植など侵襲の大きい手術後は、夜勤を続けたり、重労働など体の抵抗力が低下するような無理は控えて下さい。
- 流動食はいつまで続けたらいいですか?
- 2回法の術後は、原則として流動食をとり、糸が抜け創が安定するまで局所の安静を保つ必要があります。特に骨移植を行なった場合は、創が開くと感染しやすくなることから特に重要です。また、埋入即時負荷手術の場合、当日は軟らかいものを召し上がるようにしてください。翌日からは通常通り召し上がっていただけますが、縫合した傷口がありますので、特別硬いものや刺激の強いものは避けていただきたいです。概ね10日~2週間で抜糸を致します。
- 骨や軟組織の造成について教えてください。
- インプラントを十分な強度をもたせて長期間使用するためには、インプラントを支える十分な骨や軟組織が必要になります。骨量が足りないケースでは、埋入手術の際に、自家骨や補助骨を用いて骨造成を同時に行います。また、付着歯肉が不足している場合は、手術後に軟組織の移植術を行ないます。